運賃計算結果の見方について

tips_運賃計算

公共交通機関を用いたルート算出のレスポンスから、運賃計算結果を読み取る方法をご紹介いたします。

前提

  • 普通運賃(unit_0)とIC運賃(unit_48)が同額の場合、IC運賃は出力されません。

    • 出力結果に「IC運賃(unit_48)が存在しない = IC運賃非対応」ではありませんのでご注意ください。
    • IC運賃対応状況をルート検索APIのレスポンスから判定することはできません。
    • 同額の場合であっても一部IC運賃が出力される場合があります。
  • 対象区間で存在する運賃種別のみが出力されます(例:6ヶ月定期券が存在しない会社では、6ヶ月定期券運賃は出力されません)。

  • 自由席、指定席、グリーン席などの特急料金が混在する場合、当社側でデフォルト設定を「自由席」としています。
  • 「指定席」料金のみが存在する場合、デフォルト設定は「指定席」となります(例:小田急ロマンスカー)。
  • 運賃区分については、「/fare_table」APIで詳細情報を取得できます。

「経路全体の運賃」の出力仕様

経路全体の運賃は以下の仕様で出力されます。

  • レスポンス内の「items>summary>move>fare」 配下に、経路全体の合計額の形で出力されます。
  • 出力される料金区分は、普通運賃、IC運賃、特急料金(経路上に特急料金が存在する場合のみ)、通勤定期券運賃、定期券考慮運賃となります。
  • 普通運賃とIC運賃が同額の場合、普通運賃(unit_0)のみが出力されます
  • 定期券運賃について
    • 定期券運賃のうち、代表して「通勤定期券(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月)」の3区分について経路全体の合計額を出力します。
    • 総額の計算が可能な場合のみ出力します。
  • 定期券考慮運賃について
    • 「commuter_passパラメータ」を検索時に指定した場合、以下の3種類の定期券考慮運賃の合計額を出力します。
      • unit_112: 定期考慮運賃(定期区間)
      • unit_113: 定期考慮運賃(定期区間)
      • unit_114: 定期考慮IC運賃
  • 「items>summary>move>fare」 配下の情報から、乗継の有無を判定することはできません。

経路全体の定期券運賃出力時の注意点について

  • 経路中に定期券運賃が存在しない区間が一つでもある場合、経路全体の定期券運賃合計は出力されません。
  • 経路全体の定期券運賃総額が出力されるのは「通勤定期券」のみです。通学定期などの合計値は出力されません。
  • 上記のような場合は、後述する「区間ごとの運賃」の出力内容から、定期券運賃を個別に取得し合計してください。

経路全体の定期券運賃出力時の制限事項について

  • 路線バスの全線定期券には対応していません。そのため、全線定期券が利用できる路線バスに二回乗車した場合は、定期券運賃が二重に合計されます。
  • 経由地等の指定状況により、同じ区間を複数通過するような特殊なルートとなった場合は、正しい合計金額とならない場合があります。
  • 必ずしも現実世界に即した正しい金額とならない場合もありますのであらかじめご了承ください。

「区間ごとの運賃」の出力仕様

区間ごとの運賃は以下の仕様で出力されます。

  • レスポンス内の「items>sections>transport>fare」 配下に出力されます。
  • この下の「sections>transport>fare_break」で「true」となっている運賃区分とその金額を使用して、経路全体の定期券運賃などを算出します。

特急料金について

  • 席種によって複数の特急料金が存在する場合、「sections>transport>fare_detail」配下の「default_extra_fare」フラグが「true」となっている金額を加算する、または別途必要となる料金として取得することで、当該区間で必要となる特急料金を表現することが出来ます(新幹線の場合は「自由席」が該当します)。
  • 指定席料金のみが存在する場合は「default_extra_fare」フラグは「指定席料金」が「true」となります。
  • 「default_extra_fare」フラグは、将来的に廃止となる可能性があるレスポンス項目となります。あらかじめご了承のうえご利用ください。

レスポンスからの運賃の読み取り方

前提と出力仕様についてご理解いただいたところで、実際の経路例をもとに、それぞれの運賃の読み取り方をご説明いたします。

経路例1:高槻 ⇒ 新大阪 ⇒ 淀屋橋

  • 経路の概要
    1. 普通運賃とIC運賃の金額が同額
    2. 乗車券と定期券の区間が運行会社ごとに完結している
  • 運賃の読み取り方

経路例2:東陽町 ⇒ 門前仲町 ⇒ 月島 ⇒ 辰巳駅

  • 経路の概要
    1. 普通運賃とIC運賃の金額が異なる
    2. 東京メトロを2区間、都営地下鉄を1区間乗車するが、東陽町~月島(門前仲町における乗継特例が適用されるため)、月島~辰巳の2区間で運賃が発生する(運行会社ごとではない)
    3. 定期券は2社間の相互乗り入れのため経路全体で1枚となる(運行会社ごとではない)
  • 運賃の読み取り方

経路例3:田町 ⇒ 品川 ⇒ 名古屋

  • 経路の概要
    1. 乗車券は「田町~名古屋」で算出されるが、特急料金は「品川~名古屋」で出力される
    2. 自由席、指定席、グリーン席の3種類の特急料金が出力される
  • 運賃の読み取り方

経路例4:町田 ⇒ 新宿 ⇒ 大宮 ⇒ 新潟 (特殊な例)

  • 経路の概要
    1. 特急ロマンスカー、湘南新宿ラインのグリーン車、新幹線といった複数の「座種別料金」が混在する
    2. 区間ごとの座種別料金に応じて運賃を合算しないと、経路全体の適正な運賃が取得できない
  • 運賃の読み取り方

補足

定期券運賃を考慮した場合の運賃計算結果の取得方法・見方については、定期券を考慮した運賃の取得方法のページをご確認ください。