位置情報(navitime.geo.LatLng)¶
Contents
概要¶
地図上にアイコンを配置したり、特定の地点を表示するためには地理的位置情報(経度・緯度)を正しく取り扱う必要があります。
Important
本スクリプトでは 世界測地系 で測地した経度・緯度を用います。
DEG(度数表示) を用いたインスタンスの生成を推奨します。
位置情報は LatLng(API) クラスで取り扱います。使用する際のごく簡単なチュートリアルとして、このページでは
- 位置情報を取り扱うインスタンスの生成方法
- 本スクリプトが対応している位置情報の表記方法(DEG, ミリ秒, DMS)
- 測地系によって発生しうる数値のずれ
について解説します。
経度/緯度インスタンスの生成方法¶
//都庁
var tokyo = new navitime.geo.LatLng(139.828491, 35.652832);
この例では、 navitime.geo.LatLng コンストラクタにミリ秒の経度(longitude)、緯度(latitude)呼び出すことで位置情報インスタンスを生成しています。小数点6桁以下の数値(約0.3mm以下の単位)は切り捨てられます。
APIドキュメント¶
詳細なクラスの利用方法は LatLng(API) を参照して下さい。
DEG(度数表示)¶
DEG(DEGREE)とは10進数を用いた度数表記です。この単位で位置情報インスタンスを生成するためには以下のようにプログラムを記述します。データは文字列としてでも数値としてでも渡すことができます。
//都庁
var tokyo = new navitime.geo.LatLng(139.828491, 35.652832);
ミリ秒¶
ミリ秒は度数を全てミリ秒表現した表記です。経度・緯度は1度=60分=3600秒と分割して表現されます。日本では1ミリ秒は2.2cm~2.7cmとなります。この単位で位置情報インスタンスを生成するためには以下のようにプログラムを記述します。データは文字列としてでも数値としてでも渡すことができます。
//都庁
var tokyo = new navitime.geo.LatLng(502904531, 128472598);
DMS(度.分.秒表記)¶
DMS(Degrees, Minutes, Seconds)とは、度・分・秒をピリオドで区切った表記方法です。この単位で位置情報インスタンスを生成するためには以下のようにプログラムを記述します。 データは文字列としてしか渡すことができません。
//都庁
var tokyo = new navitime.geo.LatLng('139.49.42.568', '35.39.10.198');
日本測地系/世界測地系変換¶
測地系の違いにより、同じ地点の経度・緯度の数値が見た目上似ていても、指し示したい地点と異なる場合があります。本ライブラリは世界測地系を使用しているため、外部機関より地点の緯度経度を取得する場合は測地系の相違に注意してください。測地系が異なる場合のトラブルシューティングは 測地系の相違 を参照してください。
経度・緯度取得ユーティリティ¶
地図上で右クリックして指定した地点の経度・緯度を表示できるツールを用意しています。本スクリプトにおいて、地図上で地点がどのような経度・緯度で扱われているか確認することができます。
使い方 :表示したい地点を右クリックし、表示されたメニューを選択してください。