導入事例 - 株式会社SmartHR様

NAVITIME API

株式会社SmartHR様

用途:クラウド人事労務ソフト「SmartHR」でのご利用

2015年よりクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供開始され、「Well-working(労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会をつくる。)」というミッションのもと、多様な人事・労務の業務効率化を実現されています。

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」提供開始以降、様々な機能追加や改善を実施されてきたSmartHR様。
2022年2月には、NAVITIME APIを導入し、電車・バス・車・バイク・徒歩・自転車等の通勤手段に沿った通勤経路を検索し、申請することが可能な機能を新たに提供開始されました。

今回、NAVITIME APIの導入背景やその効果などについて、プラットフォームの企画、開発を推進された井関様と高橋様へお話を伺いました。

(左から)株式会社SmartHR プロダクトマーケティングマネージャー 高橋昌臣様、アライアンス事業企画室 室長 井関英明様

(左から)株式会社SmartHR プロダクトマーケティングマネージャー 高橋昌臣様、アライアンス事業企画室 室長 井関英明様

Q. 現在の取り組みについて教えてください

50,000社のユーザーニーズに応える、プラットフォーム事業の拡大へ

当社のクラウド人事労務ソフト「SmartHR」は、これまで人事・労務の支援として、紙運用をオンラインでペーパーレス化し、入社前からの一連の手続きや年末調整などの業務を簡素化することをサービスの中核として展開してきました。

すべてオンラインで完結することで、働く場所を限定せず、昨今広がっているテレワークでも業務を円滑に行うことができます。

現在、おかげ様でユーザー企業様が50,000社を超えまして、それに伴い、様々なご要望が寄せられるようになりました。
それらのご要望にスピーディーに対応していくため、自社だけでサービス強化を行うのではなく、外部のパートナー企業様の力を借りながら一丸となってサービス強化を行なっています。具体的には「SmartHR」の従業員データ連携の強化や動作フローの強化を行い、「SmartHR」のプラットフォーム上で動くサービスを増やしています。

アライアンス事業企画室 室長 井関様

Q. NAVITIME API導入の背景について教えてください

一番多く寄せられていた、通勤費申請の要望を新規のインターフェースで実現

さらに多くのユーザー企業様のご要望を実現するため、「SmartHR」内に外部から機能を拡張できるインターフェースを提供する構想がありました。そのインターフェースを使うことにより、パートナー企業様が必要な機能を「SmartHR」内にシームレスに作成することができ、使い勝手のよいサービスを実現できるというものです。

そこで、まずインターフェースの活用事例として、以前より、各社から一番多くもらっていた、"通勤費申請を楽にしたい"というご要望を叶える機能を、自社にて開発することになりました。
(アライアンス事業企画室 室長 井関様)

Q. NAVITIME API導入の経緯や決め手について教えてください

電車、バスに加え車の通勤費計算もワンストップで対応できる

都内のIT企業様の導入が多かった2018年頃は、バスを含む公共交通機関を使った通勤費計算が求められており、バスの正確な経路や運賃を算出することに課題がありました。
その後、徐々に全国の多店舗展開企業様へ導入が広がっていく中で、店舗への通勤手段として車が多く、車の通勤費計算も要望として増えていきました。それらをすべてカバーできる外部APIとして、NAVITIME APIを採用することになりました。

プロダクトマーケティングマネージャー 高橋様

NAVITIME APIでは、全国の路線バスやコミュニティバスに100%対応しているほか、バス・電車のダイヤ改正や運賃改定へ迅速に対応している、車については実績のある経路が出せて料金も正確に出せるという点が評価のポイントとなりました。

ユーザー企業様によっては、高速道路を使わせたくない、時間優先したい、など通勤費の算出規定に違いがありました。API側で細かく条件を指定することができたため、考慮したUIを実現することができた点もよかったです。

Q. NAVITIME API導入の効果について教えてください

従業員だけでなく管理者の手間を大幅に削減

本機能の提供前は、お客様自身で何か別のサービスや手段から取得された運賃を、「SmartHR」内に転記してもらっていたため、人によって通勤費の算出基準が異なっていました。
NAVITIME APIを使って「SmartHR」内で一様に通勤費が算出可能になったことにより、従業員の申請だけでなく管理者の方の確認の手間が大幅に削減され、お客様から非常に喜ばれています。

また、一番多いご要望だったこともあり、既存のお客様にはもちろん、新規のお客様からの引き合いも多く頂いていることが社内の効果としてあります。
当初は年に1~2回の申請時に利用されるものと考えていましたが、ダイヤ改正、運賃改定、お客様の規定改定時など利用の頻度も高い機能ということがわかり、把握できていなかったニーズを知ることにもつながりました。
(プロダクトマーケティングマネージャー 高橋様)

「SmartHR」通勤費申請機能イメージ

「SmartHR」通勤費申請機能のイメージ

ご担当者様より

今後も通勤費においては、ナビタイムと協力しさらにお客様に満足いただけるよう拡張できればと思っています。人事・労務の業務効率化のほか、人材マネジメント領域にも力を入れ、働きやすい環境作りに貢献していきたいと考えています。

株式会社SmartHR様

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