配送現場のお客様の声に応える、新たな巡回ルート検索を実現!



ナビタイムジャパンで提供しているルート検索APIに、新しく「経由地間最適順ルート」算出機能を追加しました。
今回はこちらの「経由地間最適順ルート」をご紹介いたします。




「経由地間最適順ルート」とは

こちらのコラムでもご紹介したように、ナビタイムジャパンが提供するルート検索機能では、複数の経由地をどう巡回すると最適なルートとなるかを求める 「最適順の巡回ルート検索」をサービス開始当初から提供しており、多くのお客様から高く評価していただいております。

従来の巡回ルート検索では、複数の訪問先を巡って最終目的地(車庫や営業所など最後に車両を停める場所)までの所要時間を考慮し、ルート全体の最適化を行っていましたが、 着実にすべての配送先に遅配せずに訪問したい、というユーザーからの要望に応えるため、 最終訪問先(顧客の配送先等)までの所要時間を優先し、配達完了までのルート最適化を優先するルートを算出できる機能を開発しました。
経由地間のみのルートを最適化することで、配達完了までの所要時間をより短縮することができます。

配達完了までの所要時間をより短縮

「経由地間最適順ルート」が解決する課題

特に配送業においては、近年、荷物量の増加や一日に訪問する件数の増加、それぞれの配達先への配送希望時刻の指定など、これまで以上に正確な巡回ルート算出が求められています。

ナビタイムジャパンのサービスをご利用いただいている配送業の複数のお客様から、次のような要望がありました。
  • ● 遅配リスクを下げるため、荷物をなるべく早く配り終えたい
  • ● 最終訪問先到着までの時間を最適化(=なるべく早く)してほしい
  • ● 着実にすべての配送先へ遅配せずに訪問し、訪問完了した上で急がず帰庫したい

今回の対応により、最終訪問先をどこにすれば最も効率的かは、ユーザーが指定しなくても、ルート検索時にすべての経由地位置から所要時間等を計算し、いち早くすべての訪問先への配送等を完了できる順に自動で並び替え、巡回順とルートを出力します。
そういった声にお応えすることで、より様々な業務の支援を行うことができると考え、NAVITIME APIの対応を検討いたしました。

下図は具体的なルート例です。新しい機能である「経由地間最適順ルート」が、「従来の巡回ルート」とどう異なるかがご覧いただけると思います。

経由地間最適順ルート例 従来の巡回ルート例

なお、これまで通り最終目的地までの全体を最適化したルートも検索できますので、企業側の用途や状況に合わせて、 帰社するまでをトータルで早く回る配車計画と、出発地から最終訪問先までを早く回れる配車計画の両方を使い分けることも可能です。

まとめ

経由地間最適順ルートをご紹介いたしました。
配送完了までの所要時間をできるだけ短縮することで、配送業務の効率化はもちろん、物流企業として最も避けたい遅配リスクをできる限り低減し、顧客満足度の高い配送サービスを提供することができると考えています。

既にNAVITIME API 2.0のルート検索APIをご利用中のお客様はもちろん、これからルート検索APIのご利用をご検討されるお客様にもぜひお試しいただきたい機能です。

NAVITIME APIのほか、ビジネスナビタイム動態管理ソリューションNAVITIME Engineでも利用可能な機能となっています。
お客様の業務用途にあった使い方などのご提案や事例紹介なども可能ですので、ぜひご検討ください。


NAVITIME APIは90日間無料でAPIのお試し利用が可能です。ご興味があれば是非お問い合わせください。



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この記事の執筆

NAVITIME API/SDK 記事編集部

株式会社ナビタイムジャパン ソリューション事業

お客様の開発を強力にサポートするAPI/SDKなどのサービスを展開しているソリューション事業部。 サービスのサポートチームや開発担当者が、APIを中心に、その選定方法や使い方など様々な記事をご紹介しています。

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