新バージョンの地図APIを提供開始



2021年7月、およそ7年ぶりとなる、大幅な変更を行った新バージョンの地図APIの提供を開始しました。
どういったことが実現できるのか、提供開始の背景など、本ページにてご紹介いたします。

※これまでのバージョンの地図APIについても引き続きご利用いただけます。今後も提供を続けてまいりますので、ご利用中のお客様はご安心ください。



1.新バージョンの地図の特長

新バージョンの地図では、これまでのバージョンの地図APIと比べ、以下のような特長があります。

● 地図の回転やナビタイムジャパン独自の3Dランドマークなど豊かな地図表現
地図の回転や傾け、独自の3Dランドマークの表示により、地図の操作性や視認性を向上しました。

地図の回転や独自の3Dランドマークを表示
● 高速な地図表示により数千個のアイコン描画が可能に
これまでの地図APIと比べ、およそ10倍となる数千個のアイコンを地図上に描画できるようになりました。

数千個のアイコンを地図上へ描画可能
● 地図上の表記クリックで、情報の確認やナビゲーションへの利用が可能
駅名などの地図上の表記をクリックし、その地点情報の確認や、その地点をルート検索の出発地や目的地として利用することが可能です。

地図の表記クリックでアクション可能
● 新規開通道路を最短翌日に地図反映
ナビタイムジャパン独自のデータ整備、技術を用い、新規開通道路を、最短で翌日から地図上へ表示できます。
(ルート検索上はすでに2016年から対応しておりましたが、今回より地図上への可視化も可能になりました)

新規開通道路を地図上に最短翌日から反映
新バージョンの地図に関して、以下の動画でもご紹介しています。



2.新バージョンの提供に至るまでの経緯

NAVITIME APIでは、地図以外にも様々な移動手段のルート検索、住所検索、スポット検索などヒトやモノの移動に関わる各種機能をワンストップで提供しています。

地図APIに関しては、これまで長く運用する中で、地図上に掲載する情報などを充実してきました。
しかし、地図画像と各種情報を一つの画像データとして整備していたため、地図を使って実現できることには限りがあり、より地図と他の機能を一体となったサービスの提供を行うためには、地図の仕組みを大きく見直す必要があると考えました。

そこで、一からサービスの構築を行い、使い勝手や機能の検証を重ね、この度、新規開通道路の最短翌日の地図反映という、ナビタイムジャパンならではの機能を携え提供を開始することとなりました。

3.どういったシーンでお役に立てるサービスなのか

新バージョンの地図では、地図上で表現できる情報の拡充、最新の道路反映など機能の増加を図ることで、地図と一緒にルート検索や各種機能をご利用されるお客様の業務を支援してまいります。

例えば、以下のような例でご活用いただけます。

1)多くの場所をめぐる配送業務

●活用用途:配送先やドライバーの可視化、最適な配送順決定の支援

●利用する機能と使い方例:
 ・地図(配送先やドライバーの表示)
 ・車のルート検索(多数の経由地点を設定した最適な巡回ルートを検索、大型車考慮)

活用例:配送業務
2)観光で訪れる旅行者向けサービス

●活用用途:スマートフォン上での観光地における移動のサポート、観光のプランニング

●利用する機能と使い方例:
 ・地図(観光スポットの表示、スマートフォン端末上で地図の回転・傾け等に対応)
 ・スポット検索(指定した場所周辺のスポットデータの取得)
 ・各移動手段のルート検索(観光地を経由地に設定した移動ルートの算出)

活用例:観光

4.まとめ

NAVITIME APIの新バージョンの地図に関して、2021年7月リリース時点でのサービスの概要などについてお伝えいたしました。
位置情報や移動に関わる業務やビジネスのお役に立てるよう、今後も新しい取り組みがあれば、随時地図に反映していく予定です。

是非ご期待いただければ幸いです。


90日間無料でAPIのお試し利用が可能です。ご興味があればお気軽にお問い合わせください。




NAVITIME API/SDK 記事編集部イメージ

【この記事の執筆】 NAVITIME API/SDK 記事編集部

株式会社ナビタイムジャパン ソリューション事業

お客様の開発を強力にサポートするAPI/SDKなどのサービスを展開しているソリューション事業部。 サービスのサポートチームや開発担当者が、APIを中心に、その選定方法や使い方など様々な記事をご紹介しています。


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